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感情のはざまで(1) (ガリレオSS)

調子こいてまたss書いちゃいました

湯薫注意報。中編です。
先生とかおるんをくっつけようと必死に頑張ってみました(爆)

原作やドラマを大事になさる方は読んではイケマセン

シチュエイションだけ見れば 火曜サス○ンス劇場だなや

にしても、なんでこう私の話はだらだらと長いんだ
もうすこし携帯にもやさしい文章にダイエットせねば・・・



(1)


「あの村までは往復6時間かかるんですよ?!」
「僕は別に構わない」

ああああ、そうですか。
そういえば前もこんな台詞言ったっけ。湯川先生の返事も前と同じ。
先生は相変わらず 興味深い事件となると周りを振り回すのもまったくお構いなしだ。

内海刑事と湯川准教授は、都内で起こった怪事件の被害者について調べるため、
とある村へ向かっていた。
被害者はその村の住人で、東京を訪れていたときに殺害されたのだった。



「・・・・運転しにくっ!」

あいにくの大雨。
薫は必死に目を凝らして ハンドルにかじりつくようにして運転をしていた。
しかも 国道だというのになんという山道。なんという狭さ。

「今、対向車が来たら私泣きますっ」
「・・・・」
「ぎゃーー 来たっっ」
「・・・うるさい運転だ」

湯川はといえば助手席のシートベルトに身を預け、ぼんやりと外の雨景色を眺めている。
 
「先生もこの道運転してみたらいいんですよ!もうっ」
「この自動車は僕のではない。それに僕は君に捜査協力を頼まれただけだ 
 運転までする筋合いはない」
「はいはいわかりましたっ すみませんねっ」
(ムカツクー!)

漸く山間の村に到着し、二人はいつものように被害者の家族などに
ひととおり事件について聞き込みをした。
村は観光が主な財源らしく、きれいなペンションや個性的なデザインの宿が
あちこちに並んでいる。
(へぇぇ・・温泉もあるのね・・・)

問題はほどなく起きた。

「ええっ?」
警察の無線は、村と国道を結ぶ唯一の道が土砂崩れによって封鎖されたと 薫に伝えてきたのだ。
「そんなっ どうしたらいいんですか!? こんなところで立ち往生?!」
無線のハンドマイクを握りしめ 薫は呆然とする。

「復旧の目処は?」
「雨は止んでるんですが土砂が大量らしくて・・・明日の午後だそうです」

すみません私の捜査につきあわせたばっかりに と薫が湯川に頭を下げた。
「別に構わない 明日の僕の講義が臨時休講になるくらいだ」
それを聞いて また薫は恐縮してすみませんと謝った。

「・・・とにかく、どこか宿を探そう」
「えっ」
「君は僕と一緒にこのペンション街の真ん中で車中泊するつもりなのか?」

湯川の発言に 薫は一瞬息を飲む。

「そんなのっ、むむむ無理です!探してきますっ」

無理だ。絶対無理だ。
こんな狭い車内、湯川先生のすぐ隣で眠るなんて 恥ずかしくってできるわけが、ない。
(そんなことしたら心臓がドキドキしすぎて死んじゃうっ)
それか 先生のあのステキな寝顔に見とれて一睡もできないかどちらかだ。

薫は自分の顔がすっかり真っ赤になってしまったことに気づく。
それを見せまいと恥ずかしそうに顔を伏せ きびすを返して宿街の方へ駈けだしていった。

そんな様子の彼女を、湯川は目を細めて見送っていた。




湯川は”明日の朝、被害者宅の裏にある池について調べたい”、と薫に告げた。
「今日は運転で疲れただろう。明日も早い、早く寝た方がいい」
「・・・そう、ですね。 じゃあ・・・お休みなさい」
「お休み」

薫はふかぶかと頭を下げ、宿の廊下で湯川と別れ 別室へ向かった。

大雨のせいか客足も少なく、宿はどこも空いていた。
だが、ビジネスホテルのような簡素なホテルは一切無く、どこもきらびやかな温泉宿ばかり。
うれしい誤算といえそうなほど 豪華な食事と広々として綺麗な大浴場のある宿に
洋室を2つ、確保することが出来たのだった。

(あんな豪華な夕食 久しぶりだったなぁ)
美味しい食事と 温かい風呂で 今日一日の疲れもすっかりとれた。
あとはもう、ベッドに入って眠るだけ・・・

薫は部屋の明かりを落とし、ベッドの布団に潜り込む。

「・・・」

疲れも吹き飛んだし、体も温まったし 眠れるはず。
なのに。

(どうしたんだろう 私 ぜんっぜん眠れない・・・)

薫は 明日のために眠ろうとしている自分の他に、
もうひとりの自分が心の奥底に潜んでいることに気づいている。
(そうなのよ。私ったら 同じ宿の 向こうの部屋で休んでいる湯川先生が
 気になってしょうがないんだ)

何がどう気になっているの?
何がそんなにドキドキなの?

あんな変人物理学者に 何をそんなに気にしているの? 
脳裏に ベッドに横になった湯川の整った寝顔が突然思い出され 薫は慌てる。
(あれは現場検証のとき・・・先生ってば考え事をして寝ちゃってたのよね)

(・・・)

最近、薫は自分の心について 小さな動きがあることに気づいていた。
(私、きっと 恋をしてる)
きっと 向こうの部屋で休んでいる 理屈っぽいあの人に。


薫は何度目かの寝返りを打った後 むくっ とベッドから起き上がる。

ダメだ。

「もういちどお風呂に入ってこよう」

そしたら、今度こそ気分が変わって眠れるかもしれない。


-(2)へ続く-
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