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感情のはざまで (3): ガリレオSS 

感情のはざまで (3):  

 
ああ長い長い。
もっとシンプルな文章プリーズだな 

せんせいとかおるんくっつけ作戦実行中・・・


(3)

階段をかけのぼる薫の少し後を、湯川が追いかけている。

「もう私のことはほおっておいて下さい!」
そう言いながら なおも階段を上り続ける。
「そういうわけにはいかない」「なんで!」
「君がちゃんと部屋に戻るまで見届けるんだ。また変な男に捕まったら困るだろう」
「あ・・・」

その言葉にいちど薫は立ち止まったが、またすぐ歩き始めた。
階段を上りきり、薫はなおも廊下を黙々と歩みを進める。
湯川がその少し後ろを 黙ってついてきている気配がしていた。

もう、いい。たくさんだ。
私なんか ほおっておいて。

さっき掴まれた肩の感触に まだドキドキしてる。
でも、先生は立場上で私を助けただけだ。

湯川先生が私を助けてくれたのは 嬉しい。
でも、思わせぶりな態度で 私を一喜一憂させないで

(鍵、鍵・・・あった!)
部屋のドアの前で薫はポーチの中をごそごそと探り、ようやっとカードキーを取り出す。
慌ててカードを通して認識できず、2度目でようやっと鍵は開いた。

「ありがとうございました。お陰で助かりました おやすみなさい・・って!」
薫の部屋のドアは・・・閉じようとする直前に湯川の両腕と体によって阻まれた
 
ずかずかと薫よりも先に部屋へ入っていく湯川に、薫は慌てる。
「か・・帰って下さい、ここは私の部屋ですっ」
「話はまだ終わっていない。第1、このままでは僕の方が気になって眠れない」

部屋の中程まで来ると 湯川はくるりとこちらへ体を向けた。
「第2に、廊下で立ち話をしていては近所迷惑だ」

「・・・」
「君が眠れなくて酒を飲んだことは理解しよう。文句を言ってすまなかった。
 だが、君が眠れないのが僕のせいだと言う理由がわからない」

その言葉に 薫はそっと小さな溜息をつく。
「・・・・ほんっとうに わからないんですか」

少しの沈黙が 流れた。
湯川先生は、きっと”さっぱりわからない”って 返事をするのだろう
薫は泣き顔で口をへの字に曲げる。

「湯川先生は 全然悪くありません。・・・眠れないの先生のせいにしてごめんなさい
 これは私の 感情の問題なんです。だからこれは私だけの問題で
 湯川先生には関係有りません。」

つい 湯川先生風の言い方をしてしまう。
そうだ、これは私の問題で きっとこの思いをぶつけても先生が困るだけだ。

「どうしてそれが君だけの問題なんだ」
「先生は 私の感情になんか興味ないでしょう?」
「内海君」

湯川は数歩踏みだし 薫との距離を縮める もう あと少し体が傾けば届いてしまう
(また近いですよ 先生・・・)
先生はいつも必要以上に私との間合いを詰めすぎる。

堪えていた涙が つい ほろりと頬をつたってしまう。
薫は慌ててその涙を手で拭い横を向く。 
(俯いているから先生がどんな顔しているかは定かじゃない。)

「確かに以前 僕は感情には興味がないと 言ったことがある」
「・・・ほらね」
「だが・・・最近 少し変わってきた」
(えっ)

薫は驚いて顔をあげ 湯川の顔を見た。
「僕は最近 自分の感情について色々と考察することがある。
 そして 自分の感情と同じように君のそれにも とても興味があるんだ」 

「まず 僕が判っていることから例えをあげてみよう、僕の感情だ。」
「?」
(なんだか先生の講義を聴いているみたい・・・)

「君が目の前で泣いていて 僕はとてもうろたえている これはどうしたらいいんだ」
「すみません 先生・・・」
薫はあわてて涙をもう一度拭く。

「それに・・君が他の男と一緒に店から出てきたときの 
 僕のこのどす黒い感情はどうしたらいい」

(どす黒い、って・・)
(先生、それは私のいつもの台詞です。)

薫は耳を疑った。

「君の感情が君だけの問題だというのなら この僕の感情も 僕だけの問題で
 つねに自分一人で解決しなければならないのだろうか」

薫の大きな目が さらに見開かれる。
もしかして それは・・・
鼓動が ドキドキと早鐘を打ち始める。
まさか。

「それは・・せんせいが 私にやきもちを焼いてくれてるって 思っていいんですか?」
「・・・かも しれない」

「それは・・・湯川先生が 私の事好きって ことですか」
それには 湯川は黙って頷いた「・・・たぶん」
「そんなのずるいです!」
「ずるい?」
「ちゃんと言葉ではっきり言って下さい 好きだって」

薫は酒酔い心地に任せて大胆な発言をする
湯川は一瞬とまどったが、目をつぶり 大きく息を吸い込んでから答えた
「好きだ 内海くん」
「湯川先生・・・!」


ああ・・!
薫は思わず 湯川の胸元に飛び込んだ。

(最終話に続く)
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